事業報告
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8月23日(金)、24日(土)に開催された日本PTA全国研究大会兵庫大会に富山市P連の役員と一般会員から参加者を募って、来年の全国研究大会富山大会のPRを第1の目的に参加してきました。また、PRをするだけでなく、全国大会に参加することで、日Pの主催する全国研究大会がどのような内容で、どんな雰囲気で開催されるのか、より多くの人に感じ取ってもらうことも目的の一つです。
初日は分科会が開催され、富山市P連としては伊丹市での「家庭教育」をテーマとした第1分科会に参加しました。「今日の家庭教育が果たすべき役割」という研究課題について、教育サポーターの仲島正教氏の基調講演では、自身の小学校教師の経験から、子どもとの距離感が大切であり、子どもが何かを求めてきた際には直ぐに行動してあげる、言葉を掛けてあげることが重要であることを、コミカルな“大阪弁”のマシンガントークで聞くことが出来ました。それでいて、会場の誰もが涙のあふれるエピソードに感動の連続でした。「子どもの自己肯定感や自尊感情は、周囲の人間が育てていくもの」という言葉が非常に印象に残りました。
後半のパネルディスカッションでは、3人のパネラーからそれぞれの子育ての話を中心に、家庭での子どもの接し方、子どもの好きな事ややりたい事に目を向けながら、どのようなサポートが良いのかなどの発言があり、「自分の家で、子どもにどうやって声を掛けたら良いかな?」などと考えながら話を聴いていました。
パネルディスカッションの後には、南砺市PTAの方々と一緒に来年の富山大会のPRをしてきました。
2日目の全体会は会場を神戸市の「ワールド記念ホール」に移し、8000人の参加者が集まる中、宝塚OGレビューショーのご当地歓迎アトラクションの後、全体会が開催されました。
式典の中で富山県からの参加者約350人がステージを中心に集まり、来年の富山大会を力強くPRしてきました。
式典終了後、メンタリストDaiGo氏による「子育ては、心理学でラクになる」と題した記念講演がありました。
結婚もしてない、子どももいない講師から、子育てに関する話が聴けるのか?半信半疑なところもありましたが、自身の幼少期のいじめの体験をもとに、「誰かが変えてくれるのを待っていたが、自分から変えていけば、けっこう道は開けて行くもの!」というエピソードが非常に印象に残りました。
後半は参加者からの質問に答えていくコーナーに。参加者からは、「子どもがなかなか勉強が苦手で、集中力を鍛えられるような心理学を教えてほしい。」、「子どもが自分自身に自信が持てるようにするには?」といった質問に対し、DaiGo氏からは、膨大なデータや統計的に裏打ちされた数値をベースに、結論を明確にした説得力のある回答や説明がありました。
分科会、全体会ともに、参加者が自分の家に帰って「ちょっとやってみようかしら?」と感じる内容が凝縮された、とても参考になるものでした。
大会終了後は「富山で会いましょう」を合言葉に地元兵庫のスタッフの方々と一緒に参加者の方々のお見送りをし、富山大会をPRしてきました。
さて、いよいよ来年は富山大会です。富山の地でも参加者が「来て良かった!家に帰ったらやってみよう!」と大いに感じてもらえるような大会となることを期待しています。