拝啓　残暑の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素より富山市ＰＴＡ連絡協議会の活動、またそれぞれの地域のＰＴＡ活動にご理解とご協力を賜りましてありがとうございます。心より感謝申し上げます。

　さて、皆様もご承知のとおり、夏休み期間中に富山県においても新型コロナウイルスＰＣＲ検査の新規陽性者数が急増し、富山県の独自の警戒レベルが「ステージ３」となり、また富山市は国の「まん延防止等重点措置」の対象地域に指定されております。感染力の強いインド由来のデルタ株の影響は若年層にも広がっており、子供の陽性者も増えております。

　このような中、富山市立小中学校では８月２７日から２学期が始まっております。各小中学校では、子供たちの学びがとまることのないように、そして新型コロナ感染症拡大前の子供たちの日常を可能な限り取り戻すため、「富山市立学校新型コロナウイルス感染症対策検討会議」の根拠に基づいたアドバイスを得ながら学校運営をされております。２学期開始にあたっては、富山市教育委員会より感染拡大リスクを低減するための具体的な方針が発表されており、安全を最優先にした対策を講じることが記されております。学校の先生方の努力には本当に感謝を申し上げる次第です。

　長期間にわたるコロナ渦の中で保護者の皆様は大変な思いをされていることと思います。しかしながら、ここで気を緩めてはいけません。私たち保護者ができることは、家庭にウイルスを持ち込まないことです。マスクを正しくつけ、外では３密を避ける、家に帰ったら手洗いや手指消毒といった基本的な対策はこのデルタ株でも有効です。また、ワクチン接種により高齢者の陽性者数が減少しているという報告を見ると、これもかなり有効なのではないかと思います。

　子供は日々成長しています。一日一日が子供にとっては大切です。子供たちが有意義な毎日を過ごせるよう、私たち保護者が学校での取り組みを理解・協力し、子供たちの家庭での生活をサポートし、子供たちにとって何が大切かをしっかり考えながら行動をしていきましょう。

　まだまだ続くと思われるこのような状況ですが、引き続きよろしくお願い申し上げます。

敬具