事業報告

report

2023.12.18

事業報告

第5回 親学びサロン

 令和5年12月7日(木)午後7時より、富山市立速星小学校会議室にて、第5回親学びサロンが開催されました。先の4回同様、2部構成での開催です。

 第1部では、一般社団法人Ponteとやま代表理事・水野カオル先生を講師に、ミニ講座「自分で決められる子どもに――発達凸凹のある子どもとの関わりをヒントに――」を行いました。続く第2部では、県教委「親を学び伝える学習プログラム」の中からエピソード(「子どものがんばり応援したいね」)を取り上げ、グループワークを行いました。
 水野先生からは、発達には個人差があり、誰にでも発達の凸凹はあること、特に偏りが大きい場合のサポートについて具体的な事例を交えながらお話がありました。また、県立高校のスクールカウンセラーとしての立場から、自己決定力を身に付けることの大切さについてお話しいただきました。

 グループワークでは、親学びプログラムを実際に体験しました。今年度のサロン最終回ということで、和気あいあいとしたなかにも、参加者同士が率直に語り合う雰囲気がありました。
 発達凸凹(発達障がい)というテーマに強い関心をもって出席された方もあり、うなずきながら水野先生のお話を聞いていた人も多くいらっしゃいました。アンケート結果からは、「参加してよかった」「内容が充実していた」「心が軽くなった」「親学びサロンの存在を初めて知ったので、周知がもっとあればよい」等のご意見をいただきました。子どもたちにはどんなふうに成長してほしいのか、また親である私たち自身もどんな大人でありたいか。改めて思い、気づく機会となりました。